中古住宅市場の今後⁉さいたま市不動産売却相談センター
こんにちは。
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2022年の首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)中古住宅流通市場は全体的に好調でした。
中古マンション及び中古戸建における成約戸数は前年の過去最高値より減少したものの、平均価格は上昇傾向が続いています。
今回は、中古マンションの市場について、お話ししたいと思います。
中古住宅市場の動向を振り返る
中古マンション市場
2022年の中古マンションの成約戸数を地域別でみると、東京都は前年比7.4%、神奈川県は前年比15.6%、千葉県は前年比13.0%、埼玉県は前年比14.7%と、すべての地域の成約戸数が前年の最高記録から減少しました。
新型コロナの影響によるテレワークの普及などから生活スタイルが変化したことに伴い、郊外志向や都心志向等の住宅ニーズも変化しているようです。
日本不動産研究所が2023年1月に公表した「住宅価格指数」によりますと、東京都は前年同期比で7.97%、神奈川県は前年同期比で7.13%、千葉県は前年同期比で8.73%、埼玉県は前年同期比5.69%と、全体的におおむね上昇傾向が続いています。
中古マンション市場の特徴
マンション市場においては、新築マンション価格は高止まり傾向が続いている中、中古マンションは新築に代わって一般消費者(実需層)の受け皿となっているようです。
2016年に初めて中古マンションの成約戸数が新築を超え、その後も中古が新築を上回る状況が続いています。
また、近年中古マンションの登録戸数も毎年16万戸以上あり、新築マンションよりも物件が豊富であることも要因の一つとして考えられます。
しかし、中古マンション価格も上昇傾向が続いており、都心部等の好立地なエリアでは、一部の消費者には手の届かない水準まで上昇しています。
東日本不動産流通機構の統計データによりますと、バブル期の最高水準に近い水準となっています。
また、市場滞留日数(登録から成約までに至る日数)は、新型コロナの影響により2020年では、88.3日で近年では、最高水準なりましたが、2022年には、71.4日と短縮しています。
まとめ
近年は共働き世帯が増えており、マンション市場は新築と中古ともに、交通利便性や生活利便性が一層重視される傾向にあったものの、新型コロナの拡大以降は、在宅勤務の普及により出社頻度が減少して在宅時間が長くなったため、自然環境や住宅の広さといった暮らしやすさを求める傾向が強くなったと思います。
このように生活スタイルの変化に伴い、住宅ニーズも多様化しています。
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